【仙台市】不動産売却の見積りや戸建て・マンションの価格相場

不動産売却をお考えなら、見積り依頼をする前に、以下の事前準備を行っておきましょう。

住宅ローンの残高確認

住宅ローンがまだ残っている場合は、現時点の住宅ローン残高を確認しておきましょう。住宅ローンを借りている銀行に相談すると、残高証明書を発行してくれます。

現時点で住宅ローンがあっても、売却時は残債を一括返済しなくてはいけません。売却価格を決めるうえで参考にするべき重要な情報なので、見積り依頼の前に正確な数字を把握しておきましょう。

書類の確認

家の売却時、買主に渡さなくてはいけない書類がいくつかあります。見積り依頼の前に必要な書類があるか確認しておきましょう。戸建てかマンションかによっても必要な書類は異なりますが、基本的に必要な書類は以下の通りです。

戸建ての場合

• 権利書（登記識別情報）
• 土地の実測図
• 境界が確認できる資料
• 越境の覚書
• 建物の設計図書（確認申請図もしくは竣工図などの建物図面）
• 検査済み証
• 建築確認申請書もしくは建築確認済証

マンションの場合

• 分譲時に作成されたパンフレット
• 管理規約
• 使用細則

上記の書類がないと売却できない、というわけではありません。しかし、書類はできるだけ揃っていたほうが有利に売却できます。見積り依頼時に不動産会社から書類の有無を確認されるため、見積り依頼前にチェックしておくとやり取りをスムーズに進められます。

売却時期と売却金額の目標額を設定する

見積り依頼をする前に、自分自身でいつごろまでに売却したいのか、いくらぐらいで売却したいのかを決めておきましょう。見積りの際に売却時期と目標額を伝えると、考慮して見積りを行ってくれるはずです。

ただし、希望といっても無理なスケジュール・金額では不動産会社も困ってしまいます。売却期間は最低でも4ヶ月、場合によってはそれ以上かかることも少なくありません。ある程度ゆとりを持ったスケジュールを設定しましょう。

目標額に関しても、あまりに高すぎる金額では買い手がつきません。住宅ローンの残債がある人は、少なくともその残債以上の価格を目標額とし、無理のない程度に設定してください。

土地の境界と利用履歴のチェックをする

戸建てや土地だけを売る場合、境界と利用履歴のチェックも欠かせません。土地の境界が未確定になっている場合は引き渡しまでに境界の確定を行わなければならないので、見積り時に不動産会社へその旨を伝えてください。

また、過去の利用履歴によっては土壌汚染・地中障害物がある恐れがあります。見積りの際に利用履歴を尋ねられることがあるので、可能であれば調べておいて回答できるようにしておきましょう。

修繕・リフォーム履歴の確認

修繕履歴とは、シロアリ予防・外壁塗装といった、定期的なメンテナンスをした履歴のことです。リフォーム履歴は、フローリングの張り替え・キッチンの交換なども設備メンテナンスも含みます。

定期的に行ってきたメンテナンスは、建物の価値をアピールするポイントです。いつ、どんな修繕・リフォームを行ったかがわかるように、情報を整理してまとめておいてください。

不動産の見積りには「無料」と「有料」があります。無料見積りか有料見積りかで迷ったら、それぞれのメリット・デメリットを確認して、適切な方法を選んでください。

無料の見積りのメリット・デメリット

無料の見積りは、不動産会社が行う見積りのことです。売主が売り出し価格を決める際、不動産会社が宅地建物取引業法に基づき、意見として売主に提示するものを「価格見積り」と呼びます。

不動産会社が提供するサービスであり、その後媒介契約を結ぶことを前提としているため、見積りに費用はかかりません。

無料見積りのメリットは、気軽に依頼できることです。費用を支払う必要がないので、まずは気軽に見積りをしてもらいたい、売却を依頼する不動産会社を見つけるための判断材料にしたい、というときに利用できます。

一方、不動産会社がサービスとして行っているため、見積り額の根拠が曖昧になりやすい点はデメリットです。また、媒介契約を結ぶため、見積り額をわざと高くして興味を引こうとする不動産会社もいるため、注意しなくてはいけません。

有料の見積りのメリット・デメリット

有料の見積りは、鑑定評価と呼ばれています。不動産鑑定士が鑑定評価基準に基づいて、不動産の適正な価格を判定するものが有料見積りです。

不動産鑑定評価書を作成する金額は、安くはありません。不動産売却のために有料見積りを依頼するケースは少なく、主に法的な証明がしたい、正確な価値を判断する必要がある、というときに用いられる見積り方法です。

有料見積りは、無料見積りよりも正確な価値がわかります。法的な証明のためなど、価値を正確に知りたいというときには有料見積りを利用しましょう。

デメリットは、やはり費用がかかる点でしょう。最低でも15万円ほどは必要になります。また、依頼する不動産鑑定士によっても費用が異なるため、最初にいくらかかるかをチェックしておかないと、予想以上にかかる恐れがあるので注意してください。

宮城県・仙台市のエリアや不動産に関する特徴は以下の通りです。

宮城県の人口密度は高い

宮城県は、2019年10月に時点で約230万人の人口を有している県です。人口密度は1平方キロメートルあたりで約316人となっており、東北地方のなかでは比較的人口密度が高い県になります。

特に人口密度が高いのは県庁所在地でもある仙台市で、宮城県全体の人口のうち、約109万人が住んでいる市です。

宮城県の一戸建て成約件数は伸びている

宮城県の一戸建て物件の成約件数は、2015年1月あたりから増加傾向で、それ以降は安定しています。

特に人気の青葉区にある一戸建ては、高い売却額・見積り額が期待できるでしょう。

地価は上昇傾向

仙台市では、地価の上昇が続いています。特に、仙台市の中心地とされる青葉区の上昇が目立っています。

新築マンション相場は高め

新築マンション相場も高騰が続いています。仙台市の新築マンションであれば平均で4,000万円を超えるといわれており、これは首都圏のマンションに近い相場です。

仙台市には、「青葉区」「太白区」「宮城野区」「若林区」「泉区」という5つの区があります。

ここでは、それぞれの特徴とマンション相場についてご紹介します。

青葉区

仙台市の中心地で、5つの区のなかで人口が最も多くなっています。青葉区は仙台駅や県庁、大学、多くの観光地などがあり、住みたい地区として人気のエリアです。

青葉区におけるマンション売買相場は、70㎡築10年の物件だと3,500万円ほどになります。

太白区

仙台市の中心部とアクセスがいい東側と、自然あふれる西側の二つの特徴がある区です。

また、仙台空港にも近く買い物などもしやすいエリアのため、人気のエリアといえます。マンション売買相場は、70㎡築10年の物件で3,700万円ほどです。

宮城野区

東北本線の東仙台駅があるため、交通の便がいいことが特徴の区です。また、国際貿易港である仙台港、仙台うみの杜水族館、楽天ゴールデンイーグルスの本拠地などがあるのも宮城野区です。

マンション売買相場は青葉区や太白区よりは少し下がって、70㎡築10年の物件で3,100万円ほどになります。

若林区

仙台バイパスを境に東側が水田地帯、西側が住宅地という特徴があります。仙台市の中心地である青葉区へのアクセスがいいため、ベッドタウン的要素もあります。

若林区のマンション売買相場は、70㎡築10年の物件で3,100万円ほどになっています。

泉区

仙台市の北川に位置する泉区は、冬はスキーが楽しめるなど自然豊かな地域です。

泉区のマンション売買相場は5つの区のなかでも低めで、70㎡築10年の物件で2,900万円ほどです。

ご紹介した金額はあくまで相場なので、実際の価格が知りたい方は、ぜひ不動産会社へお問い合わせください。